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NY大学の中国人学者 商業収賄罪で起訴

2013年05月23日

【新唐人2013年5月23日付ニュース】ニューヨーク大学メディカルセンター(NYU Langone Medical Center)の中国人研究員3人が、5月20日、収賄罪およびその他の罪で起訴されました。うち、二人はFBIに逮捕され、一人は中国に逃亡しました。

 

FBIが起訴したこの3人は44歳の朱宇東、31歳の楊興と李葉です。3人は商業収賄罪で起訴され、うち朱宇東はもう1つ、「改ざん」「証拠隠滅記録」「司法調査の妨害」罪に問われています。李葉はFBIから二日間尋問を受けた後香港に逃亡しました。

 

FBIの3人に対する起訴状は13ページに及び、事件の経過は次の通りです。

 

朱宇東は2008年にニューヨーク大学に招かれ、核磁気共鳴医療に関する研究と教学を行っていました。2010年、朱宇東の働きでニューヨーク大学は米国政府に科学研究基金を申請。翌年の2011年、朱宇東は上海聯影医療科学技術有限公司を通じて、楊興と李葉を招き入れました。

 

問題なのはこの3人が米国政府の資金でNY大学で科学研究を行うと同時に、上海聯影医療科学技術有限公司と中国科学院傘下の深圳先進技術研究院のためにも働いていたことです。

 

FBIは起訴状の中で、3人が中国政府から資金援助を受けている中国の機構二社と連絡を取っていた多くの証拠を提示しています。

 

13ページにわたる起訴状からは、3人は“商業収賄罪”で起訴されていますが、FBIはこの事件をスパイ案件として処理していることがかわります。FBIがアメリカの新聞各社に掲載している広告の中には、“アメリカの科学技術情報と知的財産権を保護するのは、FBIの首要責任の1つである”と明確に書かれています。

 

朱宇東と楊興は20日の出廷後、保釈されました。2人の商業収賄罪が成立した場合、最高5年判決を下されることになります。朱宇東の偽造、虚言および司法調査の妨害の罪は、最高20年の刑期になる可能性があります。

 

昨日の開廷で連邦検察官によると、朱宇東はFBIに対し、50万ドルの賄賂を受け取ったことを認めました。

 

近年、中国当局が各種方法を使って国際社会で産業、経済、科学技術に関する情報を窃取する事件が度々発生しています。今回ニューヨーク大学の中国人学者に対する起訴は、最新案件の中の1つにすぎません。アメリカ国民が最も憤りを感じているのは、彼らが米国政府の資金で研究を行い、その成果を中国側に提供していたことです。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/05/22/atext901697.html    (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/大口 映像編集/工)

 

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